説明
本尊前専用の特別に大きな線香に当てる費用です。
修法時、行事の時、法要の時など、本尊の前の香炉では、長時間燃焼を続ける特別に大きな線香が焚かれます。
良い香りは心を穏やかにし、精神に安らぎと清明さを与えます。
科学的にも、良いお香の煙と香気は空間の消毒に寄与しており、ウイルスや細菌、カビの胞子を減少させることがわかっています。
尊い存在に対して、香を焚いて捧げるという行為は古今東西を問わず行われてきた、人類としての心からのお供えです。
寳幢寺では、本尊前の長尺香に、概ね¥3,000~¥8,000程のものを使います。
具体的には
財木屋の「曼殊 大薫香」(¥3,500)
財木屋の「金輪 大薫香」(¥2,350)
を主に使用します。
これらを直接お求めになって、現物の布施としてお持ち頂いても結構です。
いづれもほぼ1ヶ月分です。
(南薫のみ、細いので燃焼時間が他より短いです。約55分、その他は150分)
布施の功徳としては、他人に与えるものは自分の豊かさとなるとの原則から
悪因縁を断除する、いるだけで場を和ませるような人になる、良くない気配を消し去る。等
また、香気は見えずとも広がっていくように、その人の立ち居振る舞い、人格を美しくする「持戒」の功徳を備えさせると言われます。