気功・動態瞑想とは

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◆ 気功とは

「気功」とは、非常に古い中国の思想に基づく概念で、「生体エネルギー」とでも言うべき存在である「気」を操作しようというものです。

伝承によれば、三国時代の高名な医師「華陀」(『三国志演義』では関羽の矢傷を治すエピソードが有名で、神秘的な仙人のような描かれかたをしています)が遺した健康法「導引術」がその基本となっていると言います。

「導引」というのは「気を導き、引っぱって運用する」というほどの意味で、これが後年に「気の訓練」という意味で「気功」と呼ばれるようになったと言います。

 

神医華陀

◆ 導引養生

「気功」には大きく分けて、戦いの技術、格闘技に応用しようという「武術気功」と、健康増進、不老長生を目的とする「養生気功」という二つの概念があります。

「武術気功」はさらに打撃の破壊力を増すための気功や、相手の攻撃を跳ね返し防御力を高める気功、跳んだりはねたりの身体能力を拡張するための気功等に分岐していきます。

「養生気功」も、積極的に他者を癒やすことに使われる医療としての気功と、自分自身で健康を維持管理する保健法としての気功に分岐します。

それぞれは、その根源は同じなのですが、目的が違うので、身につけるべき技術、修練の内容は当然それぞれに異なってきます。

現代中国では、主に「保健法としての気功」を「導引養生」という言葉で表現することが多いようです。

◆ 北京体育大学

数多くの名選手、武術家を世に送り出してきた中国国立の北京体育大学には、この「導引養生」を専門に研究、教育する独立研究機関として「導引養生センター」が設置されています。

センターの創始者である「張広徳」老師は高名な武術家で、ご自身が大病を克服された経験から、古来の叡智を現代的に整理、運用しようというコンセプトで研究を進めてこられました。

北京体育大学
導引養生センター

寳幢寺の龍源師は2006年~2008年に、この北京体育大学導引養生センターに留学し、高級進修生として「導引養生」を学んでいます。

主に、張広徳老師のお弟子さんである胡暁飛老師から教えを受け、張老師ご本人からも数回の指導を受けています。

張広徳老師と龍源師

導引養生センターの先生方と学生たち

 前列左から胡暁飛老師、張広徳老師、楊柏龍老師

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