気功・動態瞑想

気功・動態瞑想

動く瞑想・繊細な心身へ

vision

瞑想状態の動き

日常に活きる、心身の覚醒

動態瞑想

「動態瞑想」とは寳幢寺僧院長龍源師によって提唱された「リアウェアネス」という瞑想概念の一部をなすもので「動くことによる瞑想」を意味します。

リアウェアネス瞑想は、「自分の中にもとからあるものに気づき、調整する」ということを重視します。

通常の「坐る瞑想」は、極力「自分の雑多なハタラキ」を制限、制御して、もっと微細な、通常レベルでは気がつかない部分に「気づこう」としますが、動態瞑想では日常的な何気ない動きの中に、気づいていなかった微細なものを発見しようとします。

そもそも瞑想とは、それによって自分と、自分を取り巻く世界が変わっていく、良くなっていくということを目指すものだと考えていますので、日常生活に活かされなくては意味が無いと思います。

その意味で、動態瞑想は直接的な自分の「動作」そのものを「瞑想」として捉える訓練をしますので、速やかに、確実に「瞑想」で得られるべき何かを得ていけるものと考えています。

気功との融合

さらにここでは、優れた健康作用のある「気功・導引養生」を、この「動く瞑想」に組み入れて「動態瞑想」という概念で教授しています。

これにより、身体に無理な負担をかけることもなく、気功の「カタ」を覚えて、美しく表演するという楽しみも加わって、健康増進作用も期待出来るという、良いことづくしの修行法が習得出来ることになっています。

〇 気功・動態瞑想教室

仏教伝統の「動く瞑想」と、中国伝統の「養生気功」をあわせて編み出された
こころもからだも元気になる、とても簡単な実践法。

学びやすいけれど、奥深い仏教哲学、中医理論に基づいている高度なものです。

坐る瞑想が苦手な方、日々の健康に気を遣う方、日常のストレスを解放しリラックスしたい方、元気で長生きしたい方などにお勧めです。

基本的に月3回。
原則土曜日の夜19:30~20:00と、参加者の希望日時を相談して練習日を設定します。
月会費7000円
単回参加は3000円です。

● 教授内容

動態瞑想の基本は、まずなにより「立つ」と言うところからです。

ただ単に「立つ」「立っている」と言うことに意念を集中させていくだけですが、これが全ての基礎となります。

現代人である我々は、ともすれば自分が依って立っている大地、地球との縁を忘れ、自分自身が自分自身だけの力で勝手に立っていると、無意識に思い込みがちです。

この状態を、動態瞑想では「アガっている」と表現しています。

意識が大地から浮いてしまっている、自分の「アタマ」に意識のコアが集中している状態。この状態では、人は皮膚の内側という「自分だけ」の力しか使うことはできません。

動態瞑想では、この「アガった」状況を解除し、母なる大地に「落ち着いた」自己を目指します。

無自覚の無駄な緊張に満ちている自分に気づき、それらを解除していくことで、自然と筋肉、骨格、そして意識のコアも下へ下へ、大地に向かって沈降していきます。

このように「落ち着いて」くると、自分は勝手に自分の力で立っているのではなく、地球の上に「のっかっている」「大地に押し上げられてバランスを取っている」と言う感覚が得られるようになってきます。

このような感覚が得られるようになると、自分自身が空虚になって、かわりに自分の内側が地球の力で満たされていくように感じます。

「落ち着いて立つ」ことが出来るようになると、次は「歩く」ことを感じていきます。

これも「落ち着いた」状況を維持したまま、全身に対する気づきを維持したまま、極限まで脱力しながらゆっくりと歩を進めます。

自分が脚を持ち上げて歩いているのではない。一歩一歩、地球に押し上げてもらっている、その上向きの力を感じながら、大地に向かって「おちていくように」重心が進んでいく。

そうすると、自然に東洋的な身体の使い方、古流武術や能にみられるいわゆる「ナンバ歩き」の状態になっていきます。動態瞑想ではこのような「東洋的」「効率的」な歩き方、体の使い方の練習も行います。

◆ 仏教の「動く瞑想」

「動く瞑想」は世界中にみられます。

タイやミャンマーなど上座部仏教圏では「ゆっくり歩く」ことで様々な身体に対する気づきを得ていく修行があります。

チベット文化圏では、様々なポーズや動作、呼吸や血圧などの制御を行って、特殊な心身の状態となっていく修行が伝わっています。

中国には有名な「少林寺」があって、武術の技を磨くことが仏道修行につながるという考え方、修行の体系があります。

歩く瞑想を行じる上座部僧

少林寺の武僧

チベットの行者

いづれの伝統も、身体と精神は互いに影響し合っているという考え方の下、それらに気づき、無知、無意識の領域を減らして統合していこうというものだと思われます。

動態の中で行われる瞑想は、本格的な坐る瞑想の補助として、古くから世界中で取り組まれてきた修行法であると考えることができると思います。

◆ 中国の「気功」

「気功」とは、非常に古い中国の思想に基づく概念で、「生体エネルギー」とでも言うべき存在である「気」を操作しようというものです。

伝承によれば、三国時代の高名な医師「華陀」(『三国志演義』では関羽の矢傷を治すエピソードが有名で、神秘的な仙人のような描かれかたをしています)が遺した健康法「導引術」がその基本となっていると言います。

「導引」というのは「気を導き、引っぱって運用する」というほどの意味で、これが後年に「気の訓練」という意味で「気功」と呼ばれるようになったと言います。

 

「神医」華陀

◆ 導引養生

「気功」には大きく分けて、戦いの技術、格闘技に応用しようという「武術気功」と、健康増進、不老長生を目的とする「養生気功」という二つの概念があります。

「武術気功」はさらに打撃の破壊力を増すための気功や、相手の攻撃を跳ね返し防御力を高める気功、跳んだりはねたりの身体能力を拡張するための気功等に分岐していきます。

「養生気功」も、積極的に他者を癒やすことに使われる医療としての気功と、自分自身で健康を維持管理する保健法としての気功に分岐します。

それぞれは、その根源は同じなのですが、目的が違うので、身につけるべき技術、修練の内容は当然それぞれに異なってきます。

現代中国では、主に「保健法としての気功」を「導引養生」という言葉で表現することが多いようです。

◆ 生命エネルギー「気」

中国伝来の生命科学「中医」の考え方では「気」こそが「生命」を運用している根本エネルギーであるとします。

生命体にある「気」には「先天の気」と「後天の気」の二種類があって、先天の気は親から授かった根源の根源とも言えるエネルギー、後天の気は別名「水穀の気」とも言われ、生命活動を行う中で、飲食や呼吸などによって自身みずから補充するエネルギーであると考えます。

先天の気が尽き果てる時が生命体としての「死」の時、そして残念なことに、この先天の気は補充することが不可能な「使い切り」のエネルギーであるとされます。

これに対して、後天の気は呼吸や飲み食い、瞑想などで補充可能なエネルギーなので、生命活動のできるだけを、先天の気を使わず、後天の気を使って行っていこうというものです。

後天の気が減少する、上手く使えないとなると、先天の気を消耗せざるを得なくなりますので、寿命が縮んでいきます。

ですので、後天の気をいつでも十分に充満させていられるように、いつでも上手く行き渡らせていられるようにするのが「導引養生」の基本概念ですし、そのような「気」のあり方に自覚的であり続けると言うことが「動態瞑想」に通じていきます。

◆ 寧神調息導引術

心神武術アカデミーで、まずはじめに学ぶ気功は「寧神調息導引術(ねいしんちょうそくどういんじゅつ)」というものです。

これは北京体育大学導引養生センターの研究成果として創出されたもので、導引養生の基礎的な事が良くまとまった、優れた套路(=中国武術のカタ)です。

ここで伝授しているものは、龍源師が学んで帰ってきたものに、初心者でもより学びやすいように、少しアレンジを加えた形になっています。

「寧神調息導引術」は

・起勢

・調理後天(丹田穴の活性)

・補益先天(命門穴の活性)

・開合拉気(労宮穴の活性)

・採天陽気(天の陽気の吸収)

・採地陰気(地の陰気の吸収)

・気貫百会(身体中心軸に気を通す)

・気帰丹田(丹田に気を集中させる)

・無極椿(丹田の気を運用して身体をエネルギーで満たす)

・収勢

という十の形、動きから成り立っています。

◆ 北京体育大学

数多くの名選手、武術家を世に送り出してきた中国国立の北京体育大学には、この「導引養生」を専門に研究、教育する独立研究機関として「導引養生センター」が設置されています。

センターの創始者である「張広徳」老師は高名な武術家で、ご自身が大病を克服された経験から、古来の叡智を現代的に整理、運用しようというコンセプトで研究を進めてこられました。

北京体育大学

寳幢寺僧院長で動態瞑想を創始した龍源師は2006年~2008年に、この北京体育大学導引養生センターに留学し、高級進修生(大学院研究生)として「導引養生」を学んでいます。

導引養生センター

主に、センター長の張広徳老師のお弟子さんである胡暁飛老師から教えを受け、張老師ご本人からも数回の指導を受けています。

張広徳老師と龍源師

導引養生センターの先生方と学生たち。前列左から胡暁飛老師、張広徳老師、楊柏龍老師

講師:松波龍源

松波龍源 寳幢寺僧院長

1978年 生まれ
2001年 大阪外国語大学外国部学部卒
2004年 大阪外国語大学大学院博士前期課程修了 修士(学術)
2005年 北京にて、周継革老師に入門
2006年~2007年 北京体育大学大学院導引養生センター高級進修生
2007年 北京国際武術大会優勝
2007年 北京武術太極拳大会推手の部65㎏級準優勝 
2008年 陳氏太極拳 周継革老師に正式に拝師
2009年 太祖神拳 蒋江文老師に正式に拝師
2009年~ 北京市体育局 太祖拳研究会理事
北京体育局 弘武堂拳社理事

体験者の声

・頭と体と心がぎくしゃくして困っていた私にとって、心神武術アカデミーの教室は最高でした! 坐る瞑想も重要だと思うのですが、私のように「じっとしているのが辛い」「とにかく身体を動かしたい!」という人には、この武術教室を強くお勧めします。(30代男性)

・「身体を動かすのが好き」「スポーツが好き」という方全般にお勧めです。 現代のいわゆる「スポーツ」で主流になっている体の使い方も知りながら、太極拳、それも一番古いタイプの太極拳のベースになっている体の使い方を教えてくださるので、あらゆる身体動作に応用が効くと思われます。 何かスランプに陥ってるときの、解決の糸口にもなるのでは? (30代男性)

・武術としての太極拳に興味を持ち、いろんな道場に見学に行きましたが、この心神武術アカデミーの教室は、いろんな意味で非常に健全だと感じます。(40代男性)

スケジュール