かつてのお寺が果たしていた役割を回復させ、
心身を安定させる地域のインフラ拠点を再構築したい。
私たちは、この事業を通して、これからの都市のあり方やライフスタイル、コミュニティのあり方を再設計する実験を行います。これまでの時代は、企業を中心に都市が設計されてきましたが、個人のデジタルメディアが発達したこれからの時代は、より個人が生きやすくなるための都市構造とコミュニティへとシフトしていくでしょう。本事業ではその先行実験を実践して、新たな都市とまちづくりの可能性を提示したいと考えます。
「コレクティブハウス」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? これは、それぞれの家庭が独立した専用の住居と共用スペースを持ち、生活の一部を共同化する合理的な住まい方です。「コレクティブタウン」とは、この概念を地域に応用したものであり、本事業では、お寺をその地域の中心の共用スペースとして位置づけます。
そのためには、お寺という場所が一般市民にとって「入りにくい」「使いにくい」「関わりにくい」場所であっては、自由に使いにくいのです。
そこで私たちは、お寺による建物の占有を手放し、市民が所有する空間へと変えました。そして、喜贈者と近隣住⺠を中心に、各自が家を持ちながらコモンスペースをシェアして共同運営することで、「家庭とは別にあるサードプレイス」、「多世代の交流拠点」、「共同保育の場」といった自由な使い方ができる機能を持たせました。
さらに、僧侶による「悩みの相談」、瞑想や身体プログラムの提供による「心身の健康・予防」といった機能を地域に提供することで、市民の心と体をケアする社会的なインフラを地域に作っていきます。
・新しい時代の都市構造、まちづくりの社会実験モデルが生まれます。
・多世代・多世帯による地域交流拠点が全国に生まれます。
・悩みを相談できて助け合ったり、心身の健康を助け合える地域の新たな自治コミュニティが各地に育って行きます。
・お寺という公共性のある場所が見直され、様々な使い方が地域の中で広がっていきます。
本堂 100㎡
1階広間 12畳
2階和室 6畳×2部屋続き間 ※冷房無し(暖房のみ)
2階応接室 6畳
・お貸し出きる機材
音楽演奏会「印度ジャズの会」
ダンスワークショップ「話すかわりに踊る」
対談イベント「ホロス宇宙塾」